PANewsは9月17日、ブルームバーグの報道によると、テザー・ホールディングスSAのデジタル資産・米国戦略アドバイザーであるボー・ハインズ氏が、テザーは米国市場への復帰を目指しており、海外での成功を再現し、米国における主要なステーブルコイン発行者となることを目指していると述べたと報じた。 先週、テザーはハインズ氏が主導し、カンター・フィッツジェラルドLPなどと提携して発行する新トークン「USAT」の計画を発表した。このトークンは、即時決済、コスト削減、そして米国市場に特化したカスタマイズを実現することを目指している。
TetherのCEO、パオロ・アルドイノ氏は、同社の強みは過去11年間に構築してきた流通ネットワークにあると述べた。一方、競合他社のCircleは、事業拡大のためにCoinbaseなどの企業との収益分配に依存している。アルドイノ氏は、Tetherは流通チャネルを借りる必要はなく、自社で保有していると述べた。Circleが注目を集めたIPOを発表したにもかかわらず、TetherはCircleに追随するつもりはない。同社は昨年137億ドルの利益を上げており、資金調達の必要はない。代わりに、新たな流通チャネルの構築などの投資を通じて成長していく計画だ。同社は既に米国に50億ドルを投資しており、その中にはRumble Inc.への7億7500万ドルの投資も含まれている。
