PANewsは6月5日、カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官が現地時間2日、声明を発表し、トランプ政権の関税政策違反をめぐる同州の訴訟について、北カリフォルニア連邦地方裁判所の最新の判決を不服として控訴したと報じた。カリフォルニア州は4月16日、州政府とギャビン・ニューサム知事の名義で北カリフォルニア連邦地方裁判所に訴訟を起こし、連邦政府が国際緊急経済権限法に基づいて実施されたいわゆる「相互関税」政策に違反し、この措置が州、消費者、企業の幅広い利益を損なったと主張していた。また、カリフォルニア州は関税をめぐってトランプ政権を提訴した最初の州でもある。北カリフォルニア連邦地方裁判所は2日、カリフォルニア州政府の訴訟を棄却した。ボンタ司法長官は直ちに声明を発表し、カリフォルニア州政府はサンフランシスコの連邦第9巡回控訴裁判所に直ちに控訴する予定であると述べた。カリフォルニア州政府のこの動きは、控訴裁判所の判決を通じて、この訴訟に対する北カリフォルニア連邦地方裁判所の管轄権を決定することを目的としている。