PANewsは12月23日、クリスマス休暇前の最後の取引日となる米国株式市場は低調なパフォーマンスで終了すると予想されており、S&P500指数は12月にわずか1.6%の上昇にとどまったと報じた。一方、貴金属市場は好調なパフォーマンスを維持しており、金は12月に9%、銀は36%上昇し、いずれも史上最高値を更新する勢いを見せている。
ヤルデニ・リサーチは金価格の目標を引き上げ、2026年末までに6,000ドル、2029年末には10,000ドルに達し、JPモルガンが2024年末に記録した高値5,055ドルを上回る可能性があると予測している。ヤルデニは、地政学的リスクと過剰な金融・財政刺激策に対する市場の懸念が金価格の上昇を牽引していると指摘している。
さらに、ヤルデニ氏は、金とS&P500は短期的には逆相関しているものの、長期的なトレンドは一貫していると強調した。同氏は、S&P500と金の価格がともに2029年末までに1ドルあたり10,000ポイントに達すると予想している。
