PANewsは12月16日、Forbes誌を引用し、世界初の商業宇宙ステーション建設を目指すスタートアップ企業Vastが、3億ドルの資金調達ラウンドの交渉を進めており、企業価値は20億ドルと見積もられていると報じた。情報筋によると、Balerion Space Venturesがこのラウンドを主導する見込みだが、交渉は継続中で金額は変更される可能性があるという。Vastはこれまで、数十億ドルの資産を持つ仮想通貨企業RippleとStellarの創業者、ジェド・マケーレブ氏による自己資金で主に資金調達を行ってきた。マケーレブ氏は個人資産から最大10億ドルを投資する意向を示している。Vastは、最初の宇宙ステーション試作機「Haven-1」を2026年に打ち上げ、NASAの国際宇宙ステーション(ISS)の後継機となる次期宇宙ステーション「Haven-2」の部品の打ち上げを2028年に開始する予定だ。
今年3月、 リップル社の共同創業者であるジェド・マケーレブ氏は、自身の宇宙ステーション会社Vastの数十億ドル規模の宇宙ステーション計画についての情報を共有した。
