PANewsは12月11日、Global Marketsによると、トランプ米大統領が水曜日に連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ幅が小さすぎると批判し、同日にケビン・ワーシュ前FRB総裁と会談し、議長選への候補者指名に向けた面談を行うと述べたと報じた。大統領は、パウエル議長の後任に利下げに関する発言を求めていないとしたものの、「金利はもっと低く抑えられるべきだ」との見解を示した。「私は基本的にどのような人物を求めているか非常に明確だ。繰り返しになるが、金利について正直な人物を求めている」と水曜日に述べ、今後2週間以内に決定を発表する可能性があると付け加えた。トランプ大統領の発言は、FRBが3回連続で25ベーシスポイントの利下げを発表した直後に行われた。大統領は今回の利下げ幅を「極めて小幅で、2倍、少なくとも2倍にすべきだった」と述べ、パウエル議長を「硬直的」かつ「頑固」だと批判した。
連邦準備制度理事会(FRB)の新議長選考プロセスはほぼ完了に近づいており、トランプ大統領は火曜日、「複数の候補者を検討しているが、誰を望むかは明確だ」と述べた。国家経済会議(NEC)のケビン・ハセット委員長が最有力候補と目されており、トランプ大統領もこの考えを繰り返し示唆している。しかし、トランプ大統領の人事は予測不可能な場合が多いことは周知の事実であり、正式な指名が発表されるまでは憶測は確定的とはみなされない。最終候補には、現FRB理事のクリストファー・ウォーラー氏とミシェル・ボウマン氏、そしてブラックロックのリック・リード氏も名を連ねている。ハセット氏は5人の候補者のうち4人をトランプ大統領に推薦した。
