PANewsは10月29日、ブルームバーグによると、法律関連AIスタートアップのHarveyが、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が主導する1億5000万ドルの資金調達ラウンドを完了し、同社の評価額が80億ドルに達したと報じました。これはHarveyにとって2025年における3回目の大型資金調達ラウンドであり、今年の累計調達額は約7億5000万ドルとなります。
法廷ドラマシリーズ「SUITS/スーツ」の主人公にちなんで名付けられたHarveyは、法律事務所向けの生成AIツールの開発に注力しており、契約書のレビューや訴訟書類の分析といった法務業務の自動化を目指しています。同社はこれまでに、セコイア・キャピタル、Coatue、OpenAI Startup Fund、GV Capital、Kleiner Perkinsから投資を受けています。
8月時点で、Harveyの年間経常収益(ARR)は1億ドルを超え、従業員数は約350名です。今回の新たな資金は、ますます激化する法務AI分野の競争に対応するため、製品の拡張とグローバル市場開拓に活用されます。
