PANewsは8月28日、DeFiance CapitalのCEO兼CIOであるアーサー・チョン氏が、最近ソーシャルメディア上で一部のWeb3系スタートアップ企業の閉鎖対応に不満を表明したと報じた。チョン氏は、2021年と2022年に投資を受けた多くのWeb3系スタートアップ企業が投資家に通知することなく事業を閉鎖したと述べ、このような「静かな撤退」は容認できないと述べた。チョン氏は、たとえ企業が破綻したとしても、少なくとも投資家に謝罪と感謝のメールを送るべきだと考えている。

チョン氏は、現在のベンチャーキャピタルモデルの問題点を分析した投稿を引用した。その問題点として、監督体制の不足、スタートアップ企業の会計基盤の脆弱さ、投資家の意思決定権の弱さ、そして成功プロジェクトに注力し失敗を無視する傾向などが挙げられた。このモデルは創業者の倫理的な誠実さを前提としているが、資本が潤沢な強気相場においては、創業者は高額の給与やボーナスの支払い、会社の資金を使った豪華な旅行、自社のオフィスを会社に貸し出すこと、関連会社との契約費用を支払うことなど、様々な手段で私腹を肥やす可能性がある。投稿では、こうした慣行は創業者に利益をもたらすだけでなく、経歴を充実させることにもなる一方で、投資家のリターンは大幅に減少したり、マイナスに転じたりする可能性があると指摘した。チョン氏もこれに同意し、このような状況は依然として容認できないと述べた。