PANewsは7月8日、The Blockによると、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が月曜日のブログでソフトウェアリリースに関する新たな立場を表明し、開発者が制限なくコードを使用・再配布できる緩いライセンスを支持してきたこれまでの姿勢とは異なる、やや制限の厳しい「コピーレフト」ライセンスの採用を提唱したと報じた。ブテリン氏は、CC-BY-SAやGPLといった「コピーレフト」ライセンスでは、派生作品が作成・配布された場合、その新しい作品も同じライセンスの下でリリースされなければならないと規定していると説明した。ブテリン氏は基本的に著作権に反対しているものの、「著作権で著作権に対抗」し、派生作品が公に公開されるようライセンスを活用したいと考えている。

彼は、この新たな姿勢は、GoogleやHuaweiといった企業によるオープンソースコードの主流化と、暗号分野における競争の激化に影響を受けたと述べた。今日、暗号分野は競争が激しく、利益追求が優先されており、もはや善意だけでオープンソース化することは期待できない。オープンソース化は「懇願」だけで実現できるものではなく、「厳格な措置」も必要となる。つまり、オープンソースコードを公開した者だけが、一定のコードアクセス権を取得できるのだ。