PANews 8月7日ニュース、CoinPostの報道によると、日本の金融庁と警察庁はこのほど、共同で暗号資産交換業協会(JVCEA)に文書を送付し、各取引所に対し詐欺対策の強化を要請した。今回の要請では、出金アドレスの事前登録義務付け、取引監視の強化、口座開設時の本人確認書類の厳格な照合、そして利用者が法定通貨を入金または暗号資産を購入した後、一定期間の出金制限を設けることなど、計11項目の具体的な要求が示された。
今回の措置の背景には、SNS上での投資詐欺や「殺猪盤(ロマンス詐欺)」の被害が拡大し、犯罪者が暗号資産口座を悪用して不正資金を頻繁に移し替えている実態がある。金融庁はさらに、取引所に対し、顧客のリスク等級や取引目的に応じて出金上限額を柔軟に設定すること、不審な取引を発見した場合は速やかに口座を制限または凍結すること、そして警察との情報連携を強化することを提案した。短期間でのシステム改修が難しい場合には、取引所が段階的に対応を進めることも容認する。なお、金融庁は8月7日付で正式に「暗号資産・ステーブルコイン課」を設置し、関連する監督業務を専門に担当する。



