PANewsは10月23日、JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカのストラテジストが、連邦準備制度理事会（FRB）が今月、約6兆6000億ドルのバランスシート縮小を停止し、金融市場からの流動性枯渇プロセスを早期に終了させると予測していると報じた。両行は、米ドル資金調達市場における最近の借入コストの上昇を受け、FRBの量的引き締めプログラム終了時期の予想を前倒しした。両行はこれまで、2022年6月に開始された量的引き締めは12月または来年初めまで続くと予想していた。市場は概ね、FRB当局者が来週の金利決定でバランスシートの方向性を決定すると予想している。25ベーシスポイントの利下げは可能性が高いとみられているものの、ウォール街では政策当局が量的引き締めをいつ終了するかについて意見が分かれている。TD証券やみずほ証券などは予想を10月に前倒しした一方、バークレイズとゴールドマン・サックスのアナリストは終了時期が後になると考えている。