PANewsは5月9日、CoinDeskの情報として、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁が講演の中で、欧州は米国のステーブルコインモデルを単に模倣するのではなく、中央銀行通貨を中心としたトークン化された決済インフラの構築を優先すべきだと述べたと報じた。ラガルド総裁は、TetherとCircleが支配する3100億ドル規模のステーブルコイン市場は金融安定リスクを抱えており、危機時には基礎となる資産市場に圧力が伝わる可能性があると指摘した。
ラガルド氏は、ステーブルコインの技術的利点は中央銀行のインフラを通じて再現できるものの、その金融機能は容認できない金融安定リスクをもたらすと主張している。彼女は、USDCの一時的なペッグ解除につながった2023年のシリコンバレー銀行の破綻を例に挙げている。ING、BBVA、BNPパリバを含む12の主要欧州銀行のコンソーシアムが、欧州が直面する「ドル化リスク」を理由に今年後半に民間のデジタルユーロを発行する計画を立てているにもかかわらず、ラガルド氏は依然としてEU諸国に対し中央銀行デジタル通貨の開発を支援するよう求めている。欧州中央銀行は2029年までにデジタルユーロを発行することを目指している。




