著者:qinbafrank
本日、FRBは五つの改革ワーキンググループの指導体制を発表した。これを見た私の第一印象は、ケビン・ウォッシュがFRB議長主導の並行的な政策設計層を築きつつあるということだ。すなわち、法定の意思決定権は依然としてFOMCと理事会にあるものの、議題設定権、知見の生産権、データへのアクセス権、そして公的ナラティブの形成権は、明確に議長とその選抜した外部専門家に集中している。わが党(中国共産党)の機構改革でよく用いられる中央工作組(作業チーム)の雰囲気もわずかに感じられる。
FRBはこれらを正式に「議長推進金融政策作業部会」と命名した。共同責任者15名は全員が外部の人間であり、FRBスタッフがサポートを提供し、独自に研究を進め、最終的にその結論をFOMCに提出する。
この五つのグループは、バラバラな五つの課題ではなく、金融政策の「オペレーティングシステム」全体をカバーしている。
データ入力 → 生産性・雇用・インフレモデル → バランスシートツール → 対外コミュニケーション。
ウォッシュの手腕の高さは特筆に値する。この作業部会の特徴は以下のとおりだ。
1)最高指導者が自ら発足させた 2)既存の部門の境界を越える 3)並行的な情報報告チャネルを構築する 4)通常の官僚的手続きの遅延や部門利益を迂回する 5)「トップダウン設計」を通じて政策アジェンダを迅速に再設定する 6)特殊な組織を通じて調整権と知見の権限を集中させる
わが党(中国共産党)の機構改革で頻繁に用いられる工作組(作業チーム)の趣が確かにあるのではないか。
今後は、改革作業部会の研究成果が出るまでは、ウォッシュが動かずに静観する可能性が高いことを意味する。
そして今後は、作業部会が長期的に存続するのか、作業部会の結論がそのまま議長の既定政策と同義になる事態が生じるのか、FOMCは最終的に追認するだけの存在になるのか、という点に注目すべきだ。




