彼が率いるヘッジファンド「Situational Awareness」は、上半期のリターンが439%に達し、7月初めには運用資産が450億ドルに膨れ上がった。ところが、AIインフラ関連株が一斉に急落——Micron、SK hynix、Sandisk、Nebius、CoreWeaveが全面安に。Adobeなどのソフトウェア株をショートしていたポジションも逆行高となり——両側から打ちのめされた。
ゴールドマン・サックス、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカの3つのプライムブローカーが一斉に追加証拠金請求(マージンコール)を通知。約4倍のレバレッジをかけたこのファンドに、ほかの選択肢はなかった。
タイムラインが胸を打つ:
7月10日、SK hynixが米国上場を果たし、AIセクターの目先の高値に;
7月24日、Leopold氏が投資家宛て書簡で「2025年初頭以来、最も魅力的な機会のひとつ」と表現;
7月27日、Citadel SecuritiesがFRBの予想外の利上げの可能性に言及したリポートを公表;
7月29日、銀行が追加証拠金請求を発令;
7月30日、Citadelが全株式ポートフォリオを安値で引き受け。
さらに劇的だったのは——Citadelが引き受けたその日、これら銘柄が一斉に15%から29%も反発したことだ。この一連の動きを、一部のネットユーザーは「巧妙に仕組まれた“刈り取り”」ではないかと疑っている。
とはいえ、この大敗が終わりではない。Leopold氏は約50億ドル相当のAnthropicへのエクイティ投資をなお保持している——これが逆転に向けた最後の切り札になるかもしれない。
「AI預言者」から一夜の強制ロスカットへ。レバレッジは神話を生み出すこともできれば、一瞬でその神話を葬り去ることもできる。

