PANews 9月3日、CoinDeskの報道によると、円の大幅高がドル全面安をけん引し、ビットコインと金が同時に上昇した。ただし、円が無秩序に急騰した場合、円キャリートレードの大規模な巻き戻しを誘発し、リスク資産の下押し圧力が高まる可能性がある。
世界の金融市場で興味深い値動きが見られた。円が全面高となる一方、ビットコイン(BTC 現値 78535.67 ドル)と金が同時に上昇し、「円高はリスク回避」という従来の市場認識を打ち破った。この値動きの中心的な要因は、円の対ドル指数(DXY)への影響にある。
ドル安は通常、ドル建てのビットコインなど資産に追い風となり、同時に世界の金融環境を緩和して市場のリスク選好を高める。逆にドル高はビットコインのパフォーマンスを抑え込むことが多い。
ただし市場は、円の急激な上昇がもたらす反転リスクに警戒する必要がある。過去10年以上にわたり、多くのトレーダーが低コストの円を借り入れ、株式・債券・暗号資産市場などでロングポジションを取ってきた。ひとたび円が無秩序に大幅高となれば、こうした円キャリーのポジションが一斉に巻き戻される。円を借りて日本株を買っていた海外勢は売却して退出する可能性があり、低金利の円を活用して海外資産に投資していた国内勢も持ち高を清算することになる。市場はリスク回避へと傾くだろう。



