PANewsは4月9日、EUの証券市場規制機関である欧州証券市場監督局(ESMA)のナターシャ・カゼナーベ事務局長が欧州議会の公聴会で、暗号資産は現在、世界の金融システムの1%未満を占め、伝統的な金融への「波及効果」は限られているものの、暗号資産市場の規模は2024年に3.3兆ユーロに倍増し、金融機関と伝統的な金融のつながりが急速に深まっていると述べたと報じた。カゼナーブ氏は、今後価格が急落すれば金融システムに影響が出る可能性があり、特に機関投資家の資金がETFやステーブルコインなどのツールに流入すると、リスクの伝播が悪化すると指摘した。彼女は、MiCA法は重要な節目ではあるものの、「絶対に安全な暗号資産は存在しない」ため、将来起こり得るシステムショックを防ぐためには、依然として世界的な協力と継続的な規制の改善が必要であると強調した。
EU規制当局ESMA事務局長:暗号資産市場の混乱は金融安定問題を引き起こす可能性がある
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著者:PA一线
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