PANewsは8月23日、今月の大半、ウォール街のトレーダーが株式市場と債券市場に殺到し、連邦準備制度理事会(FRB)がついに利下げに踏み切ると見込んでいたと報じた。彼らが待ち望んでいたのは、パウエルFRB議長から今回の利上げ継続のゴーサインが出ることだけだった。そして金曜日、彼らの願いは叶った。パウエル議長は待望の講演でハト派的な姿勢を示し、4月以来最大のクロスマーケット・ラリーを引き起こした。仮想通貨市場は活況を呈し、イーサリアムの価格は4年ぶりの高値を付けた。金は1%上昇した。今週、市場が注目する主要ポイントは以下の通り。
火曜日の午前3時15分、2026年のFOMC投票権メンバーでありダラス連銀総裁でもあるローガン氏は、メキシコ銀行の創立100周年記念会議で講演し、パネルディスカッションに参加した。
火曜日の午前7時15分、FOMCの常任投票メンバーでありニューヨーク連銀総裁のジョン・ウィリアムズ氏がメキシコ銀行創立100周年記念会議で基調講演を行った。
火曜日22:00、8月の米コンファレンス・ボード消費者信頼感指数および8月の米リッチモンド連銀製造業景況指数発表。
木曜日午前0時45分、2027年FOMC投票権メンバーでありリッチモンド連銀総裁でもあるバーキン氏が講演を行った。
木曜日の20時30分には、米国の第2四半期の実質GDPの改定年率四半期率が発表される。
金曜日午前6時に、連邦準備制度理事会理事のウォーラー氏が金融政策に関する講演を行う。
金曜日20時30分には、7月の米国コアPCE価格指数の前年比、7月の個人消費の月次、7月の米国コアPCE価格指数の月次が発表される。
米ドル指数の今後の見通しについては、労働市場指標が連邦準備制度理事会(FRB)の主要関心事となり、市場参加者が来月の利下げをほぼ完全に予想していることから、米ドルへの下押し圧力は継続すると予想されます。今後の雇用統計が見通しを大きく変えない限り、米ドル指数は、特にタカ派的な中央銀行が支援する通貨に対して、引き続き下落圧力にさらされると予想されます。投資家にとって利下げは差し迫っている可能性がありますが、その後の緩和への道筋は決して容易ではなく、政策見通しをめぐる不確実性が新たな焦点となっています。
