PANewsは7月24日、ブルームバーグによると、JPモルガン・チェースがステーブルコイン市場の2兆ドル予測に疑問を呈するレポートを発表したと報じた。アナリストらは、現在の2600億ドルの市場規模は数年で2~3倍にしか成長しない可能性があり、米国財務長官が2028年に2兆ドルを突破するという以前の予想を大きく下回ると指摘した。
報告書は、GENIUS法によってステーブルコインの規制枠組みが確立されたものの、決済インフラとエコシステムの改善には時間がかかると指摘した。現在、USDTとUSDCは市場シェアの60%以上を占めているものの、ステーブルコインは世界の資本フローのわずか1%を占めているに過ぎない。アナリストは、投資家の現金管理に対する保守的な姿勢により、短期的にはステーブルコインを主流の流動性代替手段として活用することは難しいと考えている。JPモルガン・チェースは、ステーブルコインはクロスボーダー決済の分野で即時決済という利点を持つものの、加盟店の受け入れは一般消費者よりも依然として高いと強調した。
