PANewsは8月16日、仮想通貨取引所ジェミニがIPOの詳細を明らかにしたとThe Blockが報じた。これより前、登録届出書の草案は6月初旬に非公開で提出されていた。書類によると、ジェミニはティッカーシンボルGEMIでナスダック証券取引所に上場を申請した。IPO価格は公表されていない。ジェミニの財務データはこれまで知られていたよりも弱く、2025年上半期の純損失は2億8,250万ドルで、前年同期のわずか4,140万ドルの損失から減少した。書類によると、調整後EBITDAは同時期に3,200万ドルの利益から1億1,350万ドルの損失に減少した。2024年には、同社の収益は1億4,220万ドル、純損失は1億5,850万ドルだった。
提出書類によると、ジェミニはユーザーの大半をフロリダに拠点を置く「ムーンベース」に移転する一方、ジェミニ・トラストはニューヨークに留まる予定だ。ニューヨーク州は歴史的に、ビットライセンス規則に基づき仮想通貨企業に対する規制が厳格である。ジェミニはニューヨーク本社を除く全州のユーザーにステーキングサービスを提供している。提出書類にはまた、ジェミニとリップルの間で2025年7月に締結された、最大7,500万ドル相当の信用契約がリップルのステーブルコインRLUSDで支払われることも記載されている。
ジェミニのIPOが成功すれば、今週ニューヨーク証券取引所に上場したコインベースとブルリッシュに続き、米国で3番目に上場する仮想通貨取引所となる。
