PANewsは6月27日、The Blockの記事によると、ステーブルコイン発行会社AgoraのCEOニック・ヴァン・エック氏が、Anchorage Digitalが発表した「ステーブルコイン・セキュリティ格付けマトリックス」に疑問を呈したと報じた。同マトリックスでは、AUSDが高リスク資産としてリストアップされていた。ヴァン・エック氏は、Paxosなどのステーブルコイン企業との商業提携を理由に、Anchorageの格付けに偏りがあると非難した。Anchorageは以前、「構造的リスク」を理由にAUSDとUSDCの上場廃止を決定したが、ヴァン・エック氏はAgoraが同社の有料サービス製品の利用を拒否したことに対する報復行為だと非難した。
アンカレッジは、格付けは公開情報のみに基づいており、評価項目には準備金の構成、提携銀行、規制遵守が含まれていると回答した。同社の格付けでは、PayPalのPYUSDとPaxosのUSDPが1位となり、USDT、RLUSDなどがそれに続いた。アゴラは、準備金はステート・ストリート・バンクが保有し、ヴァンエックが投資運用会社を務めていることを明らかにした。
