PANewsは5月23日、ブルームバーグターミナルによると、日本最大の生命保険会社である日本生命保険が今年3月期に国内債券の未実現損失を3倍以上に増やし、約3兆6000億円(約250億米ドル)に達したと報じた。主な原因は、金利上昇の圧力を受けて日本国債の利回りが急上昇し、債券価格の下落リスクが高まったためだ。同社によれば、同社の債務ポートフォリオは主に30年満期の日本国債で構成されているという。市場での売りが激化したため、利回りは過去最高を記録した。日本生命保険は、昨年の国債売却による実質的な損失も5000億円に達したと発表した。
アーサー・ヘイズ氏は、法的規制により生命保険会社は主に国債しか保有できないとコメントした。仮に保有株を減らし始めたら、債券市場に深刻な影響を与え、日銀が金融緩和をさらに強化するきっかけになる可能性もある。
