PANewsは6月18日、中国人民銀行前総裁の周小川氏が2025年陸家嘴フォーラムで、米ドル建てステーブルコインは世界経済に影響を与え、ある程度ドル化を促進する可能性があると述べたと報じた。周氏は、一部の地域では自国通貨建てステーブルコインの発行が試みられているものの、その世界的な役割は依然として明確ではない一方、米ドル建てステーブルコインはより広範な影響を及ぼす可能性があると指摘した。
周小川氏は、ドル化が経済に与える影響は議論の余地があり、高インフレや高債務といった特殊な状況を除き、ドル化は多くの副作用をもたらす可能性があると強調した。また、ステーブルコインの将来的な役割を議論する際には、特定の国の経済に対するドル化の潜在的な影響を十分に考慮する必要があると指摘した。
