PANewsは6月13日、いわゆる「白髪の株式投資の達人」セレニティ氏が、韓国の半導体材料会社である富星(Foosung Co., Ltd.、時価総額約12億ドル)が重要な再評価局面に入っている可能性があると指摘したと報じた。その根拠は、日本におけるWF₆(六フッ化タングステン)のサプライチェーンが、貿易規制や輸出規制によって混乱しているという点にある。この材料は半導体のエッチングや成膜プロセスにおける重要な前駆体の一つであり、世界のウェハ製造にとって不可欠なものである。
Serenityは、WF₆の供給逼迫が続けば、世界の主要な生産能力需要チェーンの約4分の1に直接的な影響を及ぼし、SK Hynix、Samsung Electronics、TSMCといった主要なウェハーファウンドリに影響を与えるだろうと指摘している。この潜在的な影響は、「ホルムズ海峡型」の供給ボトルネックに例えることができる。つまり、たった一つのリンクの変化が、世界の半導体供給の安定性に影響を与える可能性があるということだ。
Serenityの推計によると、Foosungは現在、世界のWF₆サプライチェーンの約10%を占めている。しかし、供給の縮小や再編を背景に、その戦略的重要性は大幅に高まり、中国の供給システム以外での代替による主要な受益者の一つとなる可能性がある。ただし、Serenityは、この見解は市場観察と仮説的予測のみに基づくものであり、現時点で関連するポジションを保有していないことを強調している。



