PANewsは9月16日、ブルームバーグ・ニュースが報じたところによると、スタンダード・チャータード銀行傘下のベンチャーキャピタル部門SCベンチャーズが、金融サービス分野のデジタル資産への投資に特化した2億5000万ドル規模のファンドの資金調達を計画しているという。SCベンチャーズの運営メンバーであるガウタム・ジェイン氏は月曜日、リヤドで開催されたフィンテックイベント「マネー20/20」の初開催に際し、来年立ち上げ予定のこのファンドは中東の厳選された投資家の支援を受け、世界的な投資に焦点を当てると述べた。ジェイン氏によると、SCベンチャーズは1億ドル規模のアフリカ投資ファンドの立ち上げも計画しており、初のベンチャーデットファンドの立ち上げも検討しているという。ただし、これらのファンドもデジタル資産やフィンテックに焦点を当てるかどうかについては明言を避けた。
ジェイン氏はまた、同部門は今年中東への投資を拡大し、1月にサウジアラビアで事業を開始すると述べた。同社の戦略は、サウジアラビア市場に特化したチームを構築し、2026年に企業への少数株主投資と新規事業開発に重点を置いた国内ファンドを立ち上げることだ。
