PANewsは6月26日、コインテレグラフの情報に基づき、仮想通貨ATM運営会社Coinmeがカリフォルニア州デジタル金融資産法違反で30万ドルの罰金を科されたと報じた。州当局が同法に基づく執行措置を講じるのは今回が初めて。主な違反は、1日あたりの取引額が法定上限の1,000ドルを超えたことと、領収書に関する必要情報の開示を怠ったことなどだ。Coinmeはまた、詐欺被害に遭った高齢者住民に51,700ドルの賠償金を支払う必要がある。
カリフォルニア州金融保護・イノベーション局（DFPI）は、今回の執行措置は業界に強いコンプライアンスのシグナルを送ったと述べた。データによると、2024年には米国における仮想通貨ATM詐欺の金額は2億4,600万米ドル（前年比31%増）に達し、被害者の約3分の2は60歳以上の高齢者だった。同州の2023年法案は、ATM運営者に対し、詐欺リスクを防止するための規制要件を具体的に規定している。
