PANewsは9月4日、コインテレグラフによると、欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁が政策立案者に対し、特にEUの「健全な」暗号資産市場規制(MiCA)の枠組み外で発行されるステーブルコインについて、ステーブルコイン規制の欠陥を埋めるよう求めたと報じた。
ラガルド総裁は水曜日に行われた欧州システミックリスク理事会(ESRB)第9回年次会合に向けた準備発言の中で、EU議会はMiCAの規制対象機関と非EU機関によるステーブルコインの共同発行について適切な措置を講じるべきだと述べ、発行国に「強固かつ同等の規制システム」が整備されない限り、EU投資家が「常にステーブルコインを額面価格で償還できる」こと、発行者に発行済みステーブルコインの全額を準備金で裏付けることを義務付けない限り、そのようなステーブルコイン発行者はEU内で事業を行うべきではないと述べた。ラガルド総裁は、「取り付け騒ぎが発生した場合、投資家は当然のことながら、最も強力なセーフガードを備えた管轄区域で償還を行う傾向があり、それはおそらくEUである。なぜなら、MiCAは償還手数料も禁止しているからだ。しかし、EU内で保有される準備金は、このような集中的な償還ニーズを満たすのに十分ではない可能性がある」と述べた。
