PANewsは6月12日、ジャック・マー氏が出資するアント・グループの国際事業部門が、シンガポールと香港でステーブルコインのライセンスを申請する計画だと報じた(ブルームバーグ)。事情に詳しい関係者によると、シンガポールに本社を置くアント・インターナショナルは、香港でステーブルコイン条例が8月に施行され次第、香港でステーブルコイン発行ライセンスを申請する予定だという。同社はシンガポールに加え、ルクセンブルクでもライセンス取得を目指す予定だ。
事情に詳しい関係者によると、この動きは、同社のブロックチェーン事業を強化し、クロスボーダー決済および資金管理サービスを支えることを目的としている。アント・ファイナンシャルは昨年、世界で1兆ドル以上の取引を処理し、その3分の1はブロックチェーンベースのプラットフォーム「ホエール」で処理されたという。
