PANewsは5月5日、ステーブルコイン発行会社Circleが米国通貨監督庁(OCC)に意見書を提出したと報じた。この意見書では、GENIUS法案の実施詳細に関する提案がなされており、特に決済用ステーブルコインの規制構造と機関レベルのリスク管理フレームワークに重点が置かれている。この法案は、米国で初めて決済用ステーブルコイン専用の規制システムを確立するものである。OCCが提案する規則は、準備金管理、情報セキュリティ、24時間365日の運用要件などを網羅しており、デジタル決済インフラにとって重要な規制上の節目となるものと見られている。
Circleは文書の中で、ステーブルコインは徐々に世界の金融システムに不可欠な要素となりつつあり、「償還可能、透明性、信頼性があり、機関投資家レベルのリスク管理の対象となる」という基準を満たす必要があると述べている。その中核となる見解は以下のとおりである。
- 米国の基準は世界的なベンチマークとなるべきである。それによって、米ドルステーブルコインに対する国際的な信頼が強化され、その制度的な影響力を世界に広めることができる。
- ステーブルコインは、市場の分断化による流動性や決済効率の低下を防ぐため、統一された決済ツールとして機能する必要がある。
- 消費者保護が核心であり、保有者がいつでも額面価格で資産を償還できることを保証する。
- 公正な競争のための規制枠組み:銀行と非銀行系発行体は、同じ規制の枠組みに位置づけられるべきである。
- システミックリスク管理の強化:流動性リスク、信用リスク、オペレーショナルリスク、コンプライアンスリスクを網羅する。
- ステーブルコインとトークン化された預金の区別:これらは異なる機能を持ち、別々に規制されるべきである。
Circleは、GENIUS法がドル建てデジタル通貨の規制における重要な転換点であり、OCCの規則は、その実施をさらに促進し、強制力があり拡張性のある規制システムを構築することで、世界の決済システムにおけるドル建てステーブルコインの地位を確固たるものにするだろうと指摘している。




