PANews 7月4日記事、Bitcoin Newsによれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の最新データで、5月の季節調整済み広義マネーサプライ(M2)が23.05兆ドルに達し、初めて23兆ドルの大台を突破、過去最高を更新した。M2は4月の22.80兆ドルから当月の23.05兆ドルへ増加し、単月で約2,478億ドルの増加。年初から5ヶ月連続の上昇となり、累計で約6,230億ドル拡大しており、米金融システムにおける流動性の持続的な回復を示している。
この変化をめぐって金融政策の行方に関する議論が浮上しており、一部にはFRBが「ステルス緩和」の形で流動性を再び放出しつつあるとの批判的な見方もある。しかし主流派エコノミストは、通貨供給量は経済規模に応じて自然に増加するのが一般的であり、現在の上昇の一部はこれまでの縮小後の平均回帰を反映しているに過ぎないと指摘する。
資産面では、市場が再び「通貨価値下落(通貨安)トレード」のロジックに注目している。ビットコインの総発行上限が2,100万枚と決められていることから、一部の投資家はこれを法定通貨の膨張に対するヘッジ手段と見なしており、M2の最高値更新に伴い関連するナラティブが再び強まっている。同時に、世界中の中央銀行が金準備を継続的に積み増しており、市場における「法定通貨の信用リスクヘッジ資産」への需要が一段と強まっている。データによれば、各国中央銀行による長年にわたる金購入のトレンドは依然として続いている。
次回のM2データは7月下旬に公表される予定で、市場では流動性の拡大が続くかどうか、またFRBの政策路線がより緩和的なサイクルに転じるかどうかが注目される。


