PANewsは10月5日、ロイター通信が報じたところによると、シンガポールで最近閉幕した仮想通貨カンファレンス「Token2049」が、ウェブサイトからステーブルコインプロジェクト「A7A5」に関する記述をすべて削除したという。A7A5はカンファレンスで発表を行っていた。A7A5はTOKEN2049カンファレンスにブースを出展し、カンファレンスウェブサイトでは20社を超える「プラチナスポンサー」の1社として掲載されていた。カンファレンススタッフの中にはA7A5のロゴが入ったTシャツを着用する人もおり、規制・海外担当ディレクターのオレグ・オギエンコ氏もステージで講演した。TOKEN2049のウェブサイトからA7A5に関する記述がすべて削除され、オギエンコ氏も講演者として登録されていない。
米国と英国は8月、キルギスのA7A5ステーブルコインに関与したとされる複数の企業に制裁を発動した。A7A5は、ロシアの国防金融機関と決済会社が1月に立ち上げたルーブル連動型ステーブルコインである。両国は、このトークンがロシアの西側諸国による制裁回避を支援するネットワークの一部であると主張した。
