PANewsは7月1日、CoinDeskの情報に基づき、決済大手マスターカードが暗号資産事業チームを拡大し、米国本社に副社長級の幹部2名を採用する計画だと報じた。デジタル資産エコシステムの成長担当は、ステーブルコイン発行会社やインフラプロバイダーなどとの連携を主導し、マルチトークンネットワーク(MTN)などのソリューションを推進する。金融機関の成長担当は、銀行などの金融機関によるブロックチェーン技術の導入を推進し、クロスボーダー決済や資産のトークン化といったシナリオを模索する。
マスターカードの暗号資産事業責任者であるラジ・ダモダラン氏は、同社は従来の金融とブロックチェーンネットワークの連携に注力しており、最近、グローバル決済システムにさらに多くのステーブルコインを組み込み、USDCをベースとしたクロスボーダー決済サービス「Mastercard Move」を開始すると発表したと述べた。この採用は、Paxosステーブルコインネットワークの構築への参加など、近年の暗号資産分野における同社の積極的な取り組みを継続するものだ。
