PANewsは6月19日、フィナンシャル・タイムズ紙の報道を受け、マイクロソフト（MSFT.O）がOpenAIとの提携の将来に関するリスクの高い交渉を断念する用意があると報じた。同紙は関係筋の話として、両社がマイクロソフトの将来の株式保有比率などの重要事項で合意に至らなければ、ChatGPTの開発会社との交渉を中断することを検討していると報じた。同紙によると、マイクロソフトは既存の商用契約に基づき、2030年までOpenAIの技術を使用する権利を維持する計画だという。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は月曜日、OpenAIの幹部が、この取引においてマイクロソフトを反競争的行為で告発することを検討していると報じた。さらに、両社は人工知能スタートアップ企業におけるマイクロソフトの将来の株式保有比率を含む投資条件の見直しについても協議しているとのことだ。これに対し、両社は共同声明で「交渉は継続中であり、今後長年にわたる協力関係の構築に楽観的である」と述べた。