PANewsの6月17日付の報道によると、シティは今後数四半期で金価格が1オンスあたり3,000ドルを下回ると予想している。マックス・レイトン氏をはじめとするアナリストは、「2026年後半までに、金価格は1オンスあたり2,500～2,700ドル程度に戻るだろう」と述べている。投資需要の低迷、世界経済成長見通しの改善、そして連邦準備制度理事会（FRB）による利下げは、いずれも金価格の下落につながる可能性がある。彼らは、「トランプ大統領の支持率が高まり、特に米国中間選挙が焦点となる中で、米国経済成長に対する『プットオプション』が効き始める2025年後半から2026年には、金への投資需要が弱まると考えている」と述べている。さらに、「FRBには金融引き締め政策を中立に引き下げる余地が十分にあると考えている」と述べている。シティの基本予測（確率60%）では、金価格は次の四半期に1オンスあたり3,000ドルを上回って推移し、その後下落すると予想されている。