PANewsは10月30日、ブルームバーグの情報として、欧州中央銀行(ECB)が今月現在の準備段階を終了した後もデジタルユーロの整備を継続し、4年後の導入を目指すと報じた。関係筋によると、ECB当局者は今週イタリアのフィレンツェで開催される会合で準備を継続することを決定し、法的枠組みが整備されれば2029年にデジタルユーロを発行する予定だという。
中央銀行当局は、EUがデジタルユーロ導入に必要な規制をこの期間中に可決することを期待し、2023年に2年間の準備期間を開始した。しかし、各国政府と欧州議会は未だ合意に至っていない。最大の障害となっているのは、ECBのデジタルソリューションに代わる民間セクターによる代替案を支持する欧州人民党である。しかし、政策立案者たちは小売決済における米国企業への過度な依存に不満を表明しており、この行き詰まりを打破するための圧力は高まっている。
