PANewsは10月15日、「ビットコイン・ジーザス」として知られる仮想通貨推進派のロジャー・バー氏が、米国での脱税容疑で有罪を認めずに約5000万ドルを支払って和解したと報じた（ブルームバーグ報道）。米国司法省は火曜日、検察当局がバー氏に対する訴追を取り下げることで合意したと発表した。バー氏は、2014年に米国市民権を放棄した後、ビットコインの売却に伴う税金をIRS（内国歳入庁）に全額支払っていなかったことを、起訴猶予合意で認めた。検察は以前、バー氏が2億4000万ドル相当の仮想通貨トークンの売却で利益を得て4800万ドル以上の脱税を行ったとして告発していた。バー氏はスペイン当局に逮捕されたが、マヨルカ島で保釈された。トランプ大統領がホワイトハウスに戻った後、バー氏はソーシャルメディアで自身の件を訴え、恩赦を求めた。バー氏の弁護士は後に恩赦の要求を取り下げ、火曜日に発表された合意について交渉を行った。バー氏は今後3年間、税金の還付を求めないことに同意した。文書には、被告が合意に違反した場合、検察は被告に対する告訴を再開する可能性があると記されている。