中国新聞網は10月26日、「中国新聞網」の情報として、「国務院金融活動報告」が26日、第14期全国人民代表大会常務委員会に提出され、審議されたと報じた。報告では、中国の金融機関の運営指標と規制指標は引き続き適正な範囲内にあり、金融規制体制は一層整備され、ハイレベルの金融開放が秩序ある形で拡大されたと指摘されている。国際金融協力は引き続き深化し、国家の金融安全保障能力は継続的に向上している。
報告書は今後の取り組みについて、6つの方策を提案している。適度に緩和した金融政策を詳細に実施し、適切な金融環境を整えて景気回復のプラスの勢いを強め、拡大すること。金融監督をさらに強化・改善し、監督の質と有効性を継続的に高めること。実体経済に対する金融サービスの重要な方向を明確にし、質の高い金融サービスの提供に注力すること。金融供給側の構造改革を継続的に深化させること。ハイレベルの双方向金融開放を推進し、国家の金融安全を守ること。重点分野の金融リスクを予防・解決し、システム的な金融リスクがない状態を維持すること。
その中で、報告書は、金融のハイレベルな双方向開放の推進に重点を置き、人民元の国際化を着実かつ慎重に、秩序正しく推進し、価格設定、支払い、投融資、準備金など人民元の国際通貨機能を全面的に強化すべきだとした。
