PANewsは10月10日、バークレイズ・グローバル・リサーチのアジャイ・ラジャディヤクシャ会長がレポートの中で、今年の金価格上昇は既存の財政・金融秩序に対する市場の不信感の高まりを示していると述べたと報じた。ラジャディヤクシャ会長は、米国、英国、フランス、日本の主要4カ国の債務負担がそれぞれGDPの100%を超えている一方で、財政状況は悪化し続けていると指摘した。「最も重要なのは、財政再建に向けた政治的意思がほとんどないことだ」と付け加えた。一方、日本円やスイスフランといった伝統的な安全資産の魅力は薄れつつある。ラジャディヤクシャ会長は、金は通常、経済が不安定なときや金融市場が崩壊したときに上昇すると述べた。金融市場の現状は健全であるものの、最近の金価格上昇は政策担当者にとって懸念材料となるはずだと考えている。
バークレイズ:金価格の上昇は、既存の財政・金融秩序に対する市場の不信を反映している
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著者:PA一线
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